【ネタバレなし】映画『ヴェノム』感想・評価|トム・ハーディ主演のダークヒーロー・バディムービー!

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映画『ヴェノム』(原題:『Venom』)は、マーベル・コミックの人気キャラクター「ヴェノム」を主人公に据えたスピンオフ作品です。スパイダーマンの宿敵として知られる彼が、単独でスクリーンに登場するということで、公開当初から大きな話題を呼びました。

マーベルといえば、アイアンマンやキャプテン・アメリカといった正義のヒーローを思い浮かべがちですが、『ヴェノム』は少し違います。ダークで、恐ろしく、それでいてどこかユーモラス。そんな二面性を持つアンチヒーローの物語は、これまでのヒーロー映画とは一味違う魅力に満ちています。これから観ようか迷っている方、またダークヒーローものが好きな方は、ぜひ参考にしてください!

目次

基本情報

  • 公開年:2018年
  • 原題:『Venom』
  • 監督:ルーベン・フライシャー
  • ジャンル:ダークヒーロー、アクション、SF
  • 上映時間:112分
  • 配給:ソニー・ピクチャーズリリーシング、ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

映画『ヴェノム』を視聴できる動画配信サービス

本作はAmazon Prime Video、U-NEXTなど複数の動画配信サービスで視聴可能です。

  • Amazon Prime Video
  • U-NEXT
  • Rakuten TV
  • TELASA
  • Lemino
  • hulu
  • Netflix
  • WOWOWオンデマンド
  • J:COM STREAM
  • TSUTAYA DISCAS

※情報は2025年10月時点のものです。配信状況は変更される場合がありますので、最新情報は公式サイトで確認してください。

あらすじ

舞台はサンフランシスコ。主人公のエディ・ブロックは、持ち前の正義感と探究心を武器に、人気ジャーナリストとして活躍していました。ある日、彼は巨大企業「ライフ財団」の闇に迫る取材をしたものの失敗し、職も恋人も失ってしまいます。失意の底にいるエディでしたが、ある夜、地球外生命体「シンビオート」と接触することになります。

その黒いスライム状の生命体は「ヴェノム」と名乗り、エディの体に寄生。彼に超人的な力と、凶暴な食欲をもたらします。最初は戸惑いと恐怖を感じるエディですが、徐々にヴェノムとの奇妙な共生関係を築かざるを得なくなります。一つの体の中に二つの意識。互いに衝突しながらも、生き残るために手を組むエディとヴェノムは、ライフ財団が企む恐るべき計画、そしてそれがもたらす地球の危機を止められるのでしょうか?

個人的評価:★★★★☆(4.0/5.0)

個人的な評価は4.0点です。怖い地球外生命体に一方的に乗っ取られてしまうのかと思いきや、「相棒」ともいえる関係になっていく過程に注目です。他のマーベル作品をまったく知らなくても、この作品単独で楽しめます。

主要キャスト(キャラクター)

  • トム・ハーディ (エディ・ブロック) ジャーナリスト
  • ミシェル・ウィリアム (アン・ウェイング) エディの元婚約者
  • リード・スコット (ダン・ルイス) アンの新しい恋人
  • リズ・アーメッド (カールトン・ドレイク) ライフ財団のCEO

映画『ヴェノム』の4つの見どころ

1.単なる悪役じゃない!「アンチ・ヒーロー」の魅力

ヴェノムは、いわゆる「正義の味方」ではありません。目的のためなら手段を選ばない「アンチ・ヒーロー」です。善悪の境界線が曖昧で、時に暴力的でありながらも、どこか人間味を感じさせるキャラクターです。そんな彼の複雑な内面が、観る者の心を掴みま
す。

2.ダークヒーロー史上最もコミカルな「バディ」関係

本作のユニークさは、単なる『寄生』関係にとどまらず、エディとヴェノムの間に奇妙な友情(?)のようなものが芽生えていくこと。一つの体を共有するエディとヴェノムのやり取りは、シリアスな展開の中にもユーモアが散りばめられていて、思わずクスッと笑ってしまう場面も。最初は互いに相容れない存在だった二人が、様々な困難を経て次第に理解し合い、信頼関係を築いていく過程は、まるでバディムービーのようです。

3.圧巻のアクションシーン

ヴェノムの超人的な能力を活かしたアクションは、まさに爽快そのもの。液体のようなシンビオートがエディの体を覆い、巨大な姿に変貌するシーンは圧巻です。触手を使った戦闘や、高いところから飛び降りるシーン、車を追いかけるシーンなど、視覚的にも楽しめる演出が満載です。シンビオート特有の「しなやかで、予測不能な動き」が存分に発揮されています。アクション好きなら、このスピード感と破壊力に酔いしれること間違いなし!

4.主演トム・ハーディの熱演

主人公エディ・ブロックを演じるのは、『マッドマックス怒りのデス・ロード』や『ダークナイトライジング』で知られる実力派俳優トム・ハーディです。彼の演技が、この映画の最大の見どころと言っても過言ではありません。彼がすごいのは、文字通り「二役」を演じている点です。エディの苦悩や混乱、そしてヴェノムとの掛け合いは本作の大きな魅力です。トム・ハーディならではの肉体派の熱演も随所に光ります。

こんな人におすすめ

従来のヒーロー映画に飽きた人
ダークヒーローが好きな人
アクション映画が好きな人
SFやホラー要素のある作品に興味がある人
ユーモアのある掛け合いが好きな人
トム・ハーディのファン

まとめ

予告映像で興味を持って本作を観ましたが、当初はマーベル作品だとはまったく知りませんでした。マーベルではスパイダーマンのヴィランとして知られているようですが、そのような知識が無くても十分に楽しめます。ポスターなどのヴェノムのビジュアルから恐ろしい地球外生命体に乗っ取られる怖い映画かと思いきや、鑑賞後はヴェノムがユニークでどこか愛らしくさえ見えてくるから不思議です。

この作品は続編も制作された人気シリーズの第1作となります。続編の『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』を観る前にもおすすめです。ふつうのヒーロー映画に飽きた人に、ぜひ観ていただきたい作品です!

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この記事を書いた人

ウサダのアバター ウサダ 運営者

名前:ウサダ
映画好きで映画の感想を書いています。(主に洋画)
次に観る映画を選ぶ参考になれば嬉しいです。
好きな俳優はコリン・ファース。
夢は英国旅行。できればロンドン。

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