【ネタバレなし】映画『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』感想レビュー|伝説の冒険家が帰ってきた!最終章の見どころ

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考古学者で冒険家のインディ・ジョーンズが、再びスクリーンに帰ってきた!シリーズ第5作にして完結編となる『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』(原題:『Indiana Jones and the Dial of Destiny』)は、長年にわたって多くのファンに愛されてきた「インディ・ジョーンズ」シリーズの集大成とも言える一本です。

80歳を超えたハリソン・フォードが再び帽子をかぶり、ムチを手に取る姿には胸が熱くなるはず。1981年の第1作から続く人気シリーズの完結編として、ファンの期待を一身に集めた本作。本作は懐かしさと新しさが絶妙に混ざり合い、“冒険映画の原点”をもう一度感じさせてくれます。

目次

基本情報

  • 公開年:2023年
  • 原題:『Indiana Jones and the Dial of Destiny』
  • 監督:ジェームズ・マンゴールド
  • 音楽:ジョン・ウィリアムズ
  • 製作:スティーヴン・スピルバーグ
  • 製作会社:ルーカスフィルム、ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
  • ジャンル:アドベンチャー、アクション
  • 上映時間:154分
  • 配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ、ウォルト・ディズニー・ジャパン

『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』を視聴できる動画配信サービス

本作はAmazon Prime Video、Disney+など複数の動画配信サービスで視聴可能です。

※情報は2025年10月時点のものです。配信状況は変更される場合がありますので、最新情報は公式サイトで確認してください。

あらすじ

舞台は1969年、アポロ11号の月面着陸に世界中が沸き立つ時代。かつて数々の秘宝を求めて世界中を冒険したインディ・ジョーンズ(ハリソン・フォード)も、今では大学で考古学を教える初老の教授となっていました。引退を間近に控え、静かな日々を過ごしていた彼のもとに、突然かつての相棒の娘ヘレナ(フィービー・ウォーラー=ブリッジ)が現れます。ヘレナが求めているのは、インディが過去に因縁を持つ、古代ギリシャの数学者アルキメデスが残したとされる伝説の秘宝「アンティキティラのダイヤル(運命のダイヤル)」。

伝説によれば、この遺物は時間そのものを操る力を持つといわれています。しかし、この遺物を狙っているのはヘレナだけではありませんでした。その力を悪用しようと企む元ナチス科学者で現在はNASAで働くフォラー博士(マッツ・ミケルセン)もまた、この遺物を手に入れようと暗躍していたのです。
再び冒険の世界に引き込まれたインディは、ヘレナとともに「運命のダイヤル」をめぐる壮大な旅に出ることに。ニューヨークからヨーロッパ、そして予想もしない場所へと、時代を超えた冒険が始まります。

個人的評価:★★★☆(4.0/5.0)

個人的な評価は4.0点です。ハリソン・フォードの年齢を感じさせないアクション、新たな悪役の魅力にあふれたマッツ・ミケルセンが魅せてくれます。壮大で美しい映像や激しいアクション、懐かしさを感じるテーマソングにドキドキします。過去作を観ていなくても十分楽しめます!

主要キャスト(キャラクター)

  • ハリソン・フォード (インディ・ジョーンズ) 考古学者で伝説の冒険家
  • フィービー・ウォーラー=ブリッジ (ヘレナ・ショー) インディの元相棒の娘
  • マッツ・ミケルセン (ユルゲン・フォラー) 元ナチスの物理学者
  • トビー・ジョーンズ (バジル・ショー) インディの元相棒
  • アントニオ・バンデラス (レナルド) インディの旧友、潜水士
  • ジョン・リス=デイヴィス (サラー) インディの旧友、エジプトの発掘屋

映画『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』の7つの見どころ

1.ハリソン・フォードの圧巻の存在感

まず注目したいのは、やはりハリソン・フォードの存在感です。今回のインディは、年齢を重ねたことで、かつてのような無敵のヒーローではありません。年齢相応の疲労や、過去の経験からくる寂しさを抱えながらも、正義感と考古学への情熱だけは衰えていません。彼の人間的な魅力が、今作では特に深く描かれています。力強いアクションのキレや表情の一つひとつに、「この役を演じるのは彼しかいない」と感じる瞬間が何度もあります。

2.スケール感あふれるアクションシーン

オープニングから展開される列車上での戦闘シーン、バイクチェイス、飛行機での空中戦など、シリーズらしい派手なアクションシーンが満載。特に、序盤の第二次世界大戦を舞台にしたシーンは、最新のデジタル技術によって若返ったインディの姿も相まって、往年のシリーズファンにはたまらない仕上がりです。

3.『フォードvsフェラーリ』監督が描く、老いと時間(テーマ)

監督を務めるのは『フォードvsフェラーリ』のジェームズ・マンゴールド。スピルバーグの後を引き継ぎながら、彼独自の“人間ドラマ”の温かさを加えています。単なる冒険譚ではなく、老いと時間、過去との向き合い方を描いた物語でもあり、深みのあるラストへと導かれます。

4.新キャラクター・ヘレナの魅力とインディとの掛け合い

ヘレナ役のフィービー・ウォーラー=ブリッジは聡明で行動力のある女性です。インディに負けない強烈な個性を持つキャラクターを演じており、新しい風を吹き込んでいます。彼女の演技は、シリーズの伝統を受け継ぎながらも、現代的な女性像を見事に体現。インディとのテンポ良い掛け合いも見どころです。

5.マッツ・ミケルセンが演じるナチスの残党・フォラー博士の魅力

悪役を演じるマッツ・ミケルセンの狂気に満ちた演技も圧巻。過去作のナチス残党という設定ながら、知性と冷酷さを兼ね備えた魅力的なヴィランです。シリーズ伝統の魅力的な悪役像を、現代的な解釈で表現しています。

6.歴史とフィクションの絶妙な融合

「運命のダイヤル」がもたらす「歴史と時間の謎」こそが、今作のキーポイント。シリーズお馴染みの「オカルトと科学の融合」が見事に描かれており、実在の歴史的要素も物語に深みを与えています。物語の展開も予想を裏切る驚きに満ちており、最後まで目が離せません。

7.巨匠ジョン・ウィリアムズによる感動的な音楽

シリーズを通じて音楽を手がけてきた巨匠ジョン・ウィリアムズが、本作でも健在です。あの有名なテーマ曲が流れた瞬間、多くのファンは胸が熱くなることでしょう。新たな楽曲も素晴らしく、冒険のワクワク感と切なさを見事に表現しています。

こんな人におすすめ

・インディ・ジョーンズシリーズを愛するすべてのファン
・王道の冒険映画が好きな人
・歴史や考古学ロマンが好きな人
・親子で映画を楽しみたい人
・ハリソン・フォードやマッツ・ミケルセンのファン
・過去作を観ていないけれど、質の高いエンタメ作品を探している人

まとめ

『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』は、40年以上続いた伝説のシリーズに相応しい締めくくりとなる作品です。一人の偉大な冒険家の人生の締めくくりを描いた、感動的な物語でもあります。ただ、ラストシーンを観た限り、作中では「最後の冒険」になるかどうかは分かりませんね。

そして、マッツ・ミケルセンが演じる、どこか憎めないフォラー博士の魅力も格別です!シリーズファンはもちろん、冒険映画が好きな人、あるいは質の高いエンターテインメント作品を求めている人なら、きっと満足できると思います。

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この記事を書いた人

ウサダのアバター ウサダ 運営者

名前:ウサダ
映画好きで映画の感想を書いています。(主に洋画)
次に観る映画を選ぶ参考になれば嬉しいです。
好きな俳優はコリン・ファース。
夢は英国旅行。できればロンドン。

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