「夢を追いかけることの素晴らしさ」を、圧倒的な歌とダンスで表現したミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』(原題『The Greatest Showman』)。2017年の公開以来、世界中で大ヒットを記録し、日本でも多くの人々の心を魅了し続けています。主演はヒュー・ジャックマン。彼の情熱的な演技と、魂を揺さぶる音楽が、観る者の心をぎゅっと掴みます。
基本情報
- 公開年:2017年(日本:2018年)
- 原題:『The Greatest Showman』
- 監督:マイケル・グレイシー
- 製作総指揮:ジェームズ・マンゴールド
- 音楽:ベンジ・パセック、ジャスティン・ポール
- ジャンル:ミュージカル、ドラマ、伝記
- 上映時間:105分
- 配給:20世紀フォックス映画
『グレイテスト・ショーマン』を視聴できる動画配信サービス
本作はAmazon Prime Video、ディズニープラスなど複数の動画配信サービスで視聴可能です。
- Amazon Prime Video
- Disney+
- DMM TV
- Rakuten TV
- Lemino
- J:COM STREAM
- TSUTAYA DISCAS
※情報は2025年10月時点のものです。配信状況は変更される場合がありますので、最新情報は公式サイトで確認してください。
あらすじ
19世紀のアメリカ。貧しい仕立て屋の息子として生まれたP・T・バーナムは、幼い頃から大きな夢を抱いていました。成長した彼は、幼馴染の名家の娘チャリティと結婚し、二人の娘にも恵まれます。しかし、安定した生活は長く続かず、仕事を失ったバーナムは一世一代の勝負に出て「誰も見たことのないショー」を作ることを決意します。
集めたのは、世間から「変わり者」や「異端」と見なされていた人々。背が高すぎる人、髭の生えた女性、全身に刺青のある男性など。彼らの個性をそのまま活かし、バーナムは前代未聞のサーカス・ショーを立ち上げます。
最初は批判や偏見にさらされながらも、やがて人々を魅了し、大成功を収めます。しかし、成功と名声を手に入れたバーナムの前に、新たな試練が立ちはだかります。家族との絆、仲間との信頼、そして自分自身の本当の夢、バーナムは何を選び、どこへ向かうのか。華やかなショービジネスの裏側で繰り広げられる、人間ドラマが心を揺さぶります。
個人的評価:★★★★☆(4.0/5.0)
個人的な評価は4.0点です。実はミュージカルは少し苦手だったのですが、本作は完全に意識が変わりました。オープニングの『The Greatest Show』から一気に映画の世界に引き込まれます!時間も100分少しと長すぎず、テンポ良く話が進んでいくのでとても楽しめました。
主要キャスト(キャラクター)
- ヒュー・ジャックマン (P・T・バーナム)
- ザック・エフロン (フィリップ・カーライル) 劇作家
- ミシェル・ウィリアムズ (チャリティ・バーナム) P・T・バーナムの妻
- レベッカ・ファーガソン (ジェニー・リンド) 伝説の歌姫
- ゼンデイヤ (アン・ウィーラー) 空中ブランコ芸人
- キアラ・セトル (レティ・ルッツ) 髭の生えた女性
映画『グレイテスト・ショーマン』の魅力は?6つの見どころを解説!
1.心を揺さぶる音楽とダンス
ミュージカル映画である本作の最大の魅力は、やはり「音楽」です。オープニングの「The Grea test Show」から一気に映画の世界へ引き込まれ、最後まで息つく暇もありません。音楽を担当したベンジ・パセックとジャスティン・ポールのコンビは、あの『ラ・ラ・ランド』でもアカデミー賞を受賞しており、本作でも心に残る名曲の数々を生み出しています。
全編を通して流れる楽曲は、どれもポップでモダン、そして力強いメッセージに満ちています。ただの劇中歌ではなく、聞くだけで気分が高揚し、思わず口ずさんでしまうような高揚感のある曲ばかりです。これらの曲に合わせて繰り広げられる、華麗でエネルギッシュなダンスパフォーマンスは圧巻の一言です。
2.美しい映像と衣装
19世紀のアメリカを舞台にした本作は、華やかな衣装や美術も見どころ。サーカスのきらびやかな世界観が、色彩豊かな映像で表現されています。特にショーのシーンは、CGと実演を巧みに組み合わせた迫力満点の映像です。
3.多様性と自己肯定のメッセージ
この映画が多くの人に支持されている理由のひとつが、「多様性を肯定する姿勢」。登場するキャラクターたちは、見た目や背景が一般的な枠から外れている人々ばかり。でも、彼らが世間の嘲笑や偏見をはねのけ、「自分は自分である」と胸を張る姿は、観る者の心に深く突き刺さります。「誰もが輝ける場所がある」、「自分を誇っていい」そんなメッセージが自己肯定感が揺らぎやすい現代だからこそ、この映画の言葉は深く響きます。
4.家族と仲間との絆
バーナムは、決して完璧なヒーローではありません。彼は成功を求めるあまり、時に大切なものを見失いそうになります。彼が夢を追う中で、家族との関係が揺れ動き、仲間との絆が試される場面も描かれます。仕事と家庭のバランスや仲間との信頼関係など、誰もが一度は悩むテーマが丁寧に描かれています。観終わった後、「自分にとって本当に大切なものは何だろう?」と考えさせられる、そんな深みのある作品です。
5.ヒュー・ジャックマンの圧倒的なパフォーマンス
主人公バーナムを演じるヒュー・ジャックマンの存在感は圧巻です。歌って踊れる俳優として知られる彼ですが、この作品では特にその才能が存分に発揮されています。野心家でありながら家族を愛する男の複雑な感情を、表情や歌声で繊細に表現。観る者をグッと引き込む演技力は、さすがブロードウェイ出身の実力派です。
6.豪華キャストによる魅力的なキャラクターたち
ザック・エフロン演じる若き興行師フィリップ、ゼンデイヤ演じる空中ブランコ師アン、レベッカ・ファーガソン演じる伝説の歌姫ジェニー・リンドなど、脇を固めるキャストも豪華。それぞれのキャラクターに深みがあり、単なる背景ではなく、物語に欠かせない存在として描かれています。特にフィリップとアンの身分差を超えたロマンスは、胸が熱くなる展開です。
こんな人におすすめ
・音楽やダンスが好きな人
・ミュージカル映画初心者の人
・家族や友人と一緒に観たい人
・夢を追いかける勇気が欲しい人
・自分らしく生きたいと願う人
まとめ
ミュージカルは少し苦手でしたがとても楽しめました!歌のシーンが長々と続くこともなく、ストーリーの流れと音楽が自然に融合しています。「ミュージカルってちょっと敷居が高いな…」と思っているあなたこそ、ぜひ観てほしい作品です!ヒュー・ジャックマンの圧倒的な歌とダンス、ゼンデイヤの美しさ、ザック・エフロンのカッコ良さ。華やかな衣装、サーカスのきらびやかな世界にあっという間に惹き込まれます。
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