【ネタバレなし】『サンダーボルツ』感想レビュー|はみ出し者たちが世界を救う!?|MCU新チームの魅力

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『サンダーボルツ』(原題『Thunderbolts*』)は、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のフェーズ5を飾る注目の36作目です。過去作品に登場したエレーナをはじめとする”ワケあり”キャラたちがチームを組み、世界規模の脅威と対峙していくストーリーです。作品の見どころ、キャスト、おすすめポイントを詳しく解説します。

目次

基本情報

  • 公開年月:2025年5月
  • 監督:ジェイク・シュライアー
  • ジャンル:アクション/スーパーヒーロー
  • 上映時間:125分
  • 製作:ケヴィン・ファイギ
  • 製作会社:マーベル・スタジオ
  • 配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ

あらすじ

今は亡きアヴェンジャーズのナターシャの義妹であるエレーナは、雇い主・ヴァレンティーナが過去に自身が関係していた軍事会社で行っていた不法行為を隠蔽すべく、研究施設を破壊します。この手の仕事に嫌気がさしていたエレーナは仕事を辞めたいとヴァレンティーナに伝えますが、予想外にすんなりと、次の仕事をこなせたら希望を叶えると伝えられます。

しかし次の現場へ向かうと、どこか様子がおかしいことに気づくエレーナ。そんな彼女に次々と襲いかかる暗殺者は見知った顔ばかりでした。激しい乱戦の中、自分たちが罠に嵌められたことに気づきます。そこへ突如現れた謎の青年ボブに皆は困惑します。

主要キャスト(キャラクター)

・フローレンス・ピュー(エレーナ・ベロワ) ナターシャの義妹
・セバスチャン・スタン(バッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャー) 初代キャプテン・アメリカの親友
・ワイアット・ラッセル(ジョン・ウォーカー/U.S.エージェント)元アメリカ陸軍の超人兵士
・デヴィッド・ハーバー(レッド・ガーディアン) ソ連が生み出した元超人兵士
・ルイス・プルマン(ボブ) 謎の民間人

見どころ・おすすめポイント

1.「元ヴィラン」たちの葛藤と成長

従来のヒーローとは異なる、過去に過ちを犯したキャラクターたちが中心となる物語です。完璧なヒーローではない彼らが、負の感情を乗り越え、人命や仲間を守ろうと奮闘する姿は心を揺さぶります。強大な敵に打ちのめされながらも、再び立ち上がろうとする彼らの姿に、きっと共感できるはずです。

2.人間味あふれるキャラクター描写

スーパーパワーを持つヒーローだけでなく、心に傷を負った人間たちの物語が丁寧に描かれています。それぞれの過去のトラウマや複雑な感情が描かれることで、キャラクターたちにより深く感情移入できます。バラバラだったメンバーが、ミッションを通じてチームとしての絆を築いていく過程も大きな見どころです。

3.コミカルな掛け合いも健在

シリアスな展開の中にも、MCUらしい軽妙でクスッと笑えるコメディ要素が随所に散りばめられています。特にクールなエレーナと、ユーモラスな”義父”レッド・ガーディアンとのやり取りは必見です。レッド・ガーディアンの存在は、物語に絶妙なバランスをもたらしています。

4.ウィンター・ソルジャーの本格的な活躍

MCUファンにとって、今作でウィンター・ソルジャーが本格的に活躍する姿を見られるのは嬉しいポイントです。圧倒的な強さと頼もしさで、チームを牽引する彼の存在感は、他の元ヴィランたちとは一線を画しています。

5.フローレンス・ピューの圧倒的な存在感

エレーナ役のフローレンス・ピューの演技は、まさに圧巻の一言です。A24作品の『ミッドサマー』や、MCU過去作の『ブラック・ウィドウ』でも見せた、感情表現の幅広さは健在。迫力のあるアクションシーンも、作品全体を力強く引き締めています。今後のMCUでの活躍にもますます期待が高まります。

こんな人におすすめ

 ・MCUシリーズの新たな展開に興味がある人
 ・迫力あるバトルシーンが好きな人
 ・負け組からの逆転劇が好きな人
 ・フローレンス・ピューやセバスチャン・スタンなど、キャストのファン

個人的評価:★★★★☆(4.0/5.0)

私の個人的な評価は4.0点です。久しぶりにMCUらしい面白さを堪能できた、満足度の高い作品でした。

気になる点
MCU初心者には少し分かりづらいかもしれません。過去作『ブラック・ウィドウ』やドラマシリーズ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』を観ておくと、キャラクターの背景や関係性をより深く理解して楽しめます。

まとめ

『サンダーボルツ』は、従来のヒーロー映画とは一味違う、意欲的な作品です。華々しいヒーローではなく、心に苦悩を抱える元ヴィランたちが、世界を守るために奮闘する姿は非常に感動的です。迫力のあるアクションとコミカルな会話のバランスも絶妙で、まさに「これぞMCU」といった映画でした。
DCUの『スーサイド・スクワッド』と似たコンセプトの作品ですが、今作はヒーローになれなかった者たちの苦悩と復活の物語がメインテーマとなっています。

『トップガン』ファン必見の「ボブ」

本作でルイス・プルマンが演じる「ボブ」というキャラクターは、実は『トップガン マーヴェリック』で若手パイロットを演じた際のコールサインと同じです。両作品のファンには、ちょっとしたサプライズかもしれません。

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この記事を書いた人

ウサダのアバター ウサダ 運営者

名前:ウサダ
映画好きで映画の感想を書いています。(主に洋画)
次に観る映画を選ぶ参考になれば嬉しいです。
好きな俳優はコリン・ファース。
夢は英国旅行。できればロンドン。

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