2024年3月に公開された映画『ARGYLLE/アーガイル』は、スパイ映画の常識を覆す“クセ強”なエンタメ作品として話題になりました。『キングスマン』シリーズで知られるマシュー・ヴォーン監督が手がける最新作です!
予測不能なストーリー展開と豪華キャスト陣による個性豊かな演技、随所に散りばめられたユーモアが見どころです。今回は、まだ『アーガイル』を観ていない方、観ようか迷っている方のために、作品の魅力や見どころ、そして「こんな人におすすめ!」というポイントを徹底的に解説します。
基本情報
- 公開年月:2024年3月
- 製作・監督:マシュー・ヴォーン(『キック・アス』、『キングスマン』シリーズ、『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』)
- ジャンル:スパイアクション
- 上映時間:139分
- 製作会社:マーヴ・スタジオ
- 配給:アップル・オリジナル・フィルムズ/ユニバーサル・ピクチャーズ
あらすじ
主人公は孤独を愛する小説家、エリー・コンウェイ。彼女は、ベストセラー小説『アーガイル』シリーズの作者であり、その内容は、伝説のスパイ「アーガイル」が世界を股にかけて活躍する物語です。新作の執筆に追われる彼女は、移動中の列車で謎の男と出会います。その男、エイデンは、「あなたの小説は現実のスパイの世界を描いている」と語り、驚くべき真実を告げます。なんと、彼女の小説の物語は、現実の世界で実際に起きている出来事と酷似しており、そのせいで、彼女自身がスパイ組織に命を狙われているというのです。
現実とフィクションの境界線が曖昧になる中、エリーは、小説の世界と瓜二つの状況に巻き込まれていきます。果たして、彼女は小説の結末を書き上げ、自身の運命を変えることができるのでしょうか?そして、伝説のスパイ「アーガイル」とは一体何者なのか?
主要キャスト(キャラクター)
- ブライス・ダラス・ハワード(エリー・コンウェイ)スパイ小説『アーガイル』シリーズの作家
- サム・ロックウェル(エイダン・ワイルド) エリーの前に現れるスパイ
- ヘンリー・カヴィル(アーガイル) 「アーガイル』シリーズの主人公のスパイ
観るべき!『ARGYLLE/アーガイル』5つの見どころ
1.現実と創作が交錯するユニークなストーリー
主人公エリーが書く小説の内容が現実のスパイ組織の計画と酷似していることから始まる物語は、観客を最後まで惹きつけます。観客の予想をことごとく裏切る構成は、まさに“二転三転四転五転”の連続。スパイ映画にありがちな「正義vs悪」の構図を超え、登場人物の正体や目的が次々と覆されていきます。
特に注目すべきは、エリーの小説が現実とリンクしているという設定です。フィクションとリアルが交錯することで、観客自身も「何が本当なのか?」と疑問を抱きながら物語に引き込まれていきます。
2.豪華すぎるキャスト陣の競演
本作にはハリウッドを代表する実力派俳優たちが集結しています。ヘンリー・カヴィル(『マン・オブ・スティール』)、ブライスダラス・ハワード(『ジュラシック・ワールド』)、サム・ロックウェル(『スリー・ビルボード』)など、実力派俳優が勢揃い。
特にヘンリー・カヴィル演じるスパイ・アーガイルは、完璧すぎるビジュアルと角刈りというギャップが絶妙です。サム・ロックウェルの“冴えない風貌のスパイ”も、笑いと緊張感を同時に生み出す名演技です。さらに、サミュエル・L・ジャクソン、ジョン・シナ、デュア・リパ、アリアナ・デボーズなど、ジャンルを超えたキャストが登場し、それぞれに見せ場が用意されています。
3.マシュー・ヴォーン監督ならではのスタイリッシュなアクション
『キングスマン』シリーズを手がけたマシュー・ヴォーン監督の真骨頂は、やはりアクションシーンにあります。本作でも、監督特有のユーモアとスタイリッシュな演出が冴えわたります。特に、視覚効果を駆使した「現実と小説の世界が融合したようなアクションシーン」は、これまでにない新鮮な映像体験をもたらしてくれます。ド派手ながらも、どこかコミカルで、観ていて思わず笑ってしまうシーンも多いのが特徴です。
4.猫が物語の鍵を握る?
監督マシュー・ヴォーンの愛猫がモデルとなった“アルフィー”という猫が登場。この映画の隠れた主役ともいえるアルフィーは単なる癒し要素ではなく、物語の重要な局面で活躍します。猫好きにはたまらないシーンが満載ですが、猫の扱いについては賛否が分かれる可能性もあるため、動物描写に敏感な方はご注意ください。
5.音楽の使い方が秀逸
劇中で流れる音楽も、この映画の大きな魅力の一つです。軽快なポップスから、緊迫感を煽るオーケストラまで、シーンに合わせて絶妙に選曲されています。特に、アクションシーンと音楽が完璧にシンクロする演出は、観客を物語の世界にさらに引き込みます。
個人的評価:★★★★☆(4.0/5.0)
私の個人的な評価は4.0点です。観る人によってかなり好き嫌いが分かれる作品です。しかし、マシュー・ヴォーン監督の独特のシリアスとコメディのバランス、ド派手なアクション好きにはオススメです!
このような人におすすめ
・マシュー・ヴォーン監督の作品(『キングスマン』シリーズなど)が好きな人
・王道のスパイ映画に飽きてしまった人
・アクションとユーモアの融合を楽しみたい人
・斬新でド派手なスパイアクションが好きな人
・猫が好きな人(アルフィーの活躍に注目!)
・二転三転するストーリーを楽しみたい人
・ヘンリー・カヴィル、サム・ロックウェルなど豪華キャストのファン
まとめ
マシュー・ヴォーン監督の作品が好きな人にはぜひ観ていただきたい作品です。監督ならではの現実離れしたユニーク過ぎるアクションは、思わずツッコミを入れたくなるほど。ただ、それがまた本作の魅力となっています。
キャストでは特にヘンリー・カヴィルもサム・ロックウェルも好きなのでとても良かったです。あと一部のキャストや物語の最後に『キングスマン』シリーズに関係してそうな部分もありますので、ファンは見逃さないでくださいね!